デジタル時代の文書管理術

今必要とされている資格、文書情報管理士とは?

電子化をはじめとする文書管理を安心・確実に、効率よく行うプロフェッショナルです

「文書情報管理士」とは公益社団法人 日本文書情報マネジメント協会(JIIMA)が認定する資格試験で、上級・1級・2級の3つのクラスに分かれており、累計で約14,000人以上が資格を取得しています。

文書管理の重要性

今そこにある多種多様な危機

近年相次ぐ自然災害や大規模火災、そしてテロなどによって大切な書類が一瞬にして失われるケースを目の当たりにして、企業の危機管理の主要課題として「情報のバックアップ」が一段と注目されるようになりました。

電子化とマイクロフィルムで守り抜く業務の命

覆水盆に返らず・・・

一度燃えてしまったり、水害にあってしまった紙の資料を復元することは出来ません。

また電子データであっても、同様にDVD-R等のメディアを紛失したり、パソコン内部のデータが破損してしまうと、取り返しがつかない事態に陥ってしまいます。今や情報に関する備えには一刻の猶予もありません。

保管だけでなく「管理」の質も問われています

近年相次ぐ企業の不祥事、個人情報の流出をみるにつけても、企業活動の公正な記録と保存がより強く求められています。

電子化要求の高まり

情報をより速くより大量に

企業活動等で発生する文書には、さまざまな法律によって保存が義務付けられているものがあります。

しかし「紙による文書の保存義務」があることによって、様々な問題が生じることとなりました。

問題点 ─ その1 ─

かさばる紙ゆえに保管場所が確保出来ない、また保管出来たとしても保管費用が非常に高くつくということ。

問題点 ─ その2 ─

情報伝達手段としての紙媒体は今や優れた手段とは言えなくなっており、経営活動の効率化が阻害されるようになったということ。

電子化可能な範囲が拡大しています

これらの諸問題を解決するために経済界からは「電子保存の範囲の拡大」を望む声が大きくなってきました。

それに答える形で、それまでは紙での保管が義務付けられていた帳票に関しても、新たに電子データでの保管を認める法律が相次いで制定されるようになっています。

「e-文書法」の制定

電子化に向けてのファーストステップ

平成17年(2005年)4月に施行された「e-文書法」により、これまで「紙」での保存を義務付けられていた多くの書類についても、書類をスキャンして作成されたデジタルデータ、つまり「電子化されたデータ」による保存が認められるようになりました。

これにより今まで書庫や倉庫を圧迫していた書類を廃棄することが可能になりました。それまで多くの人と時間をかけてやっと見つけることが出来ていた文書も、パソコンさえあれば1人で検索するだけで見つけることが出来るようになったのです。

Kodac i4200 Scanner

大量の紙文書を高速で読み込むドキュメントスキャナ

文書情報管理士とは

大切な情報を安全・適切に管理するために

「電子ファイリングシステム」の導入などにより、オフィスでは一歩進んだ書類の管理が可能となりました。

しかしながら書類を電子化し、安心して使用・保管するには専門的な知識が必要です。

今という時代に求められるスペシャリスト

文書情報管理士は、保存に最適な方法を見極め、書類・帳簿・伝票・図面などを正確にスキャンしたり、長期保存可能なマイクロフィルムに撮影したりするのに必要な「信頼できる知識と技術」を修得した専門家なのです。

※西日本アレンジメント株式会社の有資格者: 文書情報管理士1級 4名

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