営業:平日8:00~17:30 定休日:土日祝
マイクロフィルムの撮影・現像・電子化の全てを社内ラボで
マイクロフィルムの特徴
一般的なCD、DVDの耐用年数が20年程度しかないということ、ご存知でしたか?
これに対して、現在市場で流通しているPET(ポリエステル)ベースのマイクロフィルムは、ISO10602によって500年を超える期待寿命が規定されています。
ですから永年保存資料を多く抱える官公庁の資料保存における定番アイテムとなっています。
マイクロフィルムのスキャン・電子化
フィルムだと探し出すのに一苦労
優れた長期保存性を持っているマイクロフィルムですが、目的の画像を探し出すのは容易ではありません。
特に16mmのロールフィルムには一巻に最大で約1200コマ、35mmのロールフィルムでも最大で約600コマもの画像が保存されており、リーダープリンターなど専用の機械を用いて1コマずつ送りながら、目視で目的のコマを探し出す必要があります。
電子化すれば検索するだけで目的の画像が見つかる
マイクロフィルムをスキャニングして電子データ化し、検索機能等を付与することで、パソコンで素早く簡単に探し出せるようになります。
世の中のテレワーク推進の流れもあり、最近マイクロフィルムの電子化の依頼が増えています。
各種マイクロフィルムに対応しています
電子化をしているマイクロフィルムの種類
- 16mmロールフィルム
- 35mmロールフィルム
- アパーチュアカード(アパチャカード・APカード)
- フィッシュ
ロールフィルムなら高速スキャンが可能です
大切な資料だから濃度調整を気遣いながら
16mm、35mmのロールフィルムをフィルムスキャナーで巻き取りながら高速かつ精細にスキャンしています。
マイクロフィルムスキャナー「Scan Station」
弊社のスキャン画像がより鮮明な理由
マイクロフィルムのリールの中には様々な濃度のコマがあります。大切なデータを電子化するにあたり、弊社では一本のリールを濃度を変えて複数回スキャンして、その中から最適な濃度のデータをピックアップして仕上げています。
アパーチュアカード(アパチャカード・APカード)のスキャン
カード記載事項のデータリスト作成もいたします
アパーチュアカードは画像の濃度を確認しながら一枚ずつスキャンしています。
それからカードに記載された項目データを入力して、画像と対照できるデータリストの作成をします。
マイクロフィッシュのスキャン
リーダープリンターを用いて丁寧にスキャン
マイクロフィッシュとは、数十枚から数百枚の縮小し画像が並べて配されたハガキサイズのシート状のものです。
こちらはリーダープリンターを使用して一枚ずつスクリーンに映し出して手動でスキャンします。
マイクロフィルム用リーダープリンター
マイクロフィルムの出力印刷
電子化データーを各種機器を用いて自在にプリントアウト
扱いにくかったマイクロフィルムですが、ひとたび電子化してしまえば大型のプリンターを用いて等倍のA1サイズの図面にしたり、複合機を用いてA3縮小図面にしたりと、その後のプリントアウトがいつでも手軽にできるようになります。
マイクロフィルムの撮影
自社社撮影室内に35mm・16mmの撮影機を設置
16mm、35mm、アパーチュアカード、フィッシュなど各種マイクロフィルムに対応しています。撮影経験あるスタッフの手で行っています。
A0サイズの原稿まで撮影可能な35mmマイクロ撮影機
16mmマイクロ撮影機とマイクロフィルム
原稿のサイズによってカメラを使い分けています
16mmマイクロ撮影機で撮影できるのはA3サイズの原稿までです。それを超えるA0・A1・A2の図面は、大型の35mmマイクロ撮影機のカメラを上下させ適正サイズになるように調節して撮影しています。
マイクロフィルムの現像
撮影同様に現像も自社暗室にて行っています
マイクロフィルムに長年たずさわっているスタッフが、フィルム濃度や気温、湿度などを測定しながら現像しています。
自動現像機を用いて自社現像しています
記録メディアごとの長所と短所について
マイクロフィルムのメリット・デメリットについて
大切なマイクロフィルムを守るために必要なこと
決して扱いやすいとは言えないマイクロフィルムですから、その長所と短所を知ることは大切な情報資産を守るための必須条件と言えるでしょう。
デジタルメディアのメリット・デメリットについて
便利さの裏に隠れた問題をまず把握
メディアの単価が安くなるとともに一気に普及したCD-RやDVD-R、USBメモリーといった記憶媒体。一見扱いやすくマイクロフィルムに比べて丈夫そうに見えますが、実は「耐久性」の面で落とし穴がひそんでいます。